
子どもが20歳になる年。
「大人になったな」と感じる一方で、家計には大きな変化が訪れます。
それは――
**想像以上の“出費ラッシュ”**です。
大学費用ばかりに目がいきがちですが、実際にはそれ以外の支出も一気に重なります。わが家でもまさにその時期を迎え、「こんなに必要だった?」と驚いたのが正直なところです。
■20歳前後は“教育費+生活準備費”のダブル負担
子どもが高校を卒業すると、少しずつ手は離れていきます。ですがその分、親の役割は「お金のサポート」へと変わっていきます。
具体的には、次のような出費があります。
・国民年金の加入
・自動車免許の取得費用
・成人式の準備(振袖・スーツなど)
・卒業式の準備
・パスポートの取得
・冠婚葬祭用の服や靴
・真珠などのフォーマル小物
・車の購入(または購入の検討)
こうして並べてみると分かる通り、どれも一つ一つが数万円〜数十万円単位。それが短期間に重なります。
高校以降は、まさに
「お金に羽がついて飛んでいく」時期です。
■実は見落としがちな「冠婚葬祭の準備」
わが家では、子どもが成人する前までに
互助会へ入会して、冠婚葬祭の備えをしました。
金額は、30万円・60万円などコースがあり、
・成人式の着物セット
・結婚式の衣装
・万が一のときの葬儀費用(会員価格で軽減)
といった形で活用できる仕組みです。
今は「葬儀をしない」という選択も増えていますが、実際には家族葬が主流になっているだけで、何も準備がないと急な出費に慌てることもあります。
最低でも1口入っておくだけで、
「いざという時の安心感」は大きく違います。
ちなみに私自身の両親も、互助会に5〜10口加入してくれていました。
そのおかげで、
・自分の結婚式
・両親の葬儀
といった大きな節目の費用を、無理なくまかなうことができました。
こうした準備は、目に見えにくいですが、
**後から効いてくる“家計の支え”**だと実感しています。
■国民年金の通知が届くタイミング
20歳になると、国民年金の加入通知が自宅に届きます。説明書類も同封されており、支払い方法は以下のように選べます。
・毎月払い
・6か月前納
・1年前納
前払いをすると少し割引になるため、余裕があればまとめて支払う家庭もあります。
■学生は「納付猶予制度」も選べる
学生の場合、申請をすれば国民年金の支払いを猶予してもらうことも可能です。
ただし、注意点もあります。
👉 将来受け取る年金額が少し減る可能性がある
という点です。
この選択は、家庭によって考え方が分かれるところです。
・今の家計負担を軽くしたい
・将来の年金を少しでも増やしたい
どちらを優先するか、子どもと一緒に考える良い機会になります。
■親はどこまで負担するべきか
この時期に一番悩むのが、「どこまで親が負担するか」という問題です。
・年金は親が払うのか
・免許費用は出すのか
・成人式の費用はどこまでかけるのか
・車は買うのか、それとも買わないのか
正解はありません。
ただ、「周りがそうしているから」と流されて決めてしまうと、後から家計を圧迫する原因になりやすいです。
大切なのは、
家庭の方針をあらかじめ決めておくこと。
例えば、
・年金は親が払う代わりに他は本人負担
・免許費用までは親、車は自分で
・成人式はレンタルで費用を抑える
など、線引きをしておくだけでも負担感は大きく変わります。
■まとめ|20歳は家計の大きな分岐点
子どもが成人するタイミングは、
・教育費のピークと重なる
・新たな支出が一気に増える
という意味で、家計にとって大きな分岐点です。
だからこそ、
✔ 事前にどんな支出があるか知っておく
✔ 家族で話し合って方針を決めておく
この2つがとても重要です。
準備しているかどうかで、同じ出費でも感じ方は大きく変わります。
「知らなかった…」と慌てるのではなく、
「想定内」と思えるだけで、心にも余裕が生まれます。
20歳は、子どもにとっての節目であると同時に、
**親にとっても“お金との向き合い方を見直すタイミング”**なのかもしれません。







